INTERVIEW

育休・産休にまつわる領域に
積極的に取り組まれていたり
女性活躍の分野に注力されている
行政さんや、企業さん、団体・組織さんを
インタビュー形式でご紹介いたします。

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男女共同参画推進室
太田さん

【行政#1】女性が活躍できる社会を@名古屋市【後編】

―(前編に続き)今回は、「名古屋モデル」についてお伺いします。かなり大きな活動に見受けられます。まずどのような活動なのでしょうか?
女性の活躍とワーク・ライフ・バランスの実現が当たり前な社会を目指して、行政・経営者団体・大学・市民団体などが1つの大きな組織体となって、PDCAを回しながら推進していく活動になります。組織体は女性活躍推進法に規定する協議会「男女平等参画推進会議(通称、イコールなごや)」です。イコールなごやが「名古屋モデル」の運用を平成29年2月より行っています。
―女性活躍とワーク・ライフ・バランスはここ近年ずっとホットなトピックですよね。具体的に名古屋市ではどのようなところが問題なのでしょうか?
顕著な例としては、固定的性別役割分担に対する意識です。固定的性別役割分担とは、簡単に言えば、夫は外で働き、妻は家庭を守るべき、という考えです。名古屋市は平成26年までそのように考える人が多く、対して全国でみると反対が多かったです。直近の令和元年の調査で名古屋市の数値もやっと逆転してきたところです。とはいえ、性別に関する固定観念は家庭をはじめ、地域や企業など社会に根強く残っています。だからこそ、女性活躍とワーク・ライフ・バランス推進を行政・経営者団体・大学・市民団体が一丸となって取り組んでいかなければならないと考えています。


男女共同参画推進室 太田さん
―女性活躍とワーク・ライフ・バランスの実現が当たり前になる社会=名古屋モデルの構築を目指して、直近では名古屋市としてどのような活動をされていますか?
数値目標と、その目標達成に向けて各組織で重点取り組みを掲げています。名古屋市としては、先進的な企業に対する認証制度や、各センターと協働して子育て女性への就労支援など、全7つを重点取り組みとして取り上げています。
―数値目標を具体的に教えてください。
令和2年度を最終年度として現在は、女性従業員の採用拡大、パート契約社員から正社員への登用に取り組む企業の割合を令和2年度までに60%を目指すなどの目標値を8つ揚げています(※記者注:後述リンク参照)。これらの数値はイコールなごやの会議で合意して策定しています。毎年イコールなごやのメンバーである名古屋商工会議所さんにご協力いただいて、市内の企業にアンケートを行っています。その結果を踏まえて、名古屋市として目指す未来を具体的に数値で示し、「名古屋モデル」の効果検証を図っています。
―意気込みだけではなく、定量的に効果を検証することで、実態を改善されようとしているわけですね。最後に名古屋市として考える、名古屋モデルの今後の展望について教えてください。
男女共同参画社会基本法に基づき、性別にかかわらず個性と能力を発揮できる社会構造を構築すること、そしてその構築によって持続可能な社会が形成されることを目指します。また、「名古屋モデル」は名古屋市だけで単独で行うことではなく、各団体・組織との協働が欠かせません。名古屋市としてできることをひとつずつ実施し、他組織と協力しながらより良い社会の形成を目指していきます!
具体的な数値目標に関してはこちらから