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2021.4.16

【NPO#1】変化を受け入れ、楽しむこと@レキップフェミニン【後編】

大竹かおりさん

―前編で少し触れましたが、産前産後とキャリアは密接に関連する分野です。実際に妊婦さんたちと関わる中で見えてきた、産前産後×キャリアでの課題はありますでしょうか?
大きく3つあります。
1つ目は妊娠中の過ごし方です。
妊娠中は赤ちゃんが育つために、からだが大きく変化します。妊娠前と同じような働き方をしがちですが、おなかの赤ちゃんや母体に負担がかからないような心がけを持っていただきたいです。身体的に負担を感じたときは、無理をせず上司や同僚に相談し、勤務時間の短縮や業務内容の調整などの配慮をしてもらうよう理解を得ることが大切です。妊娠中は、普段とは違うからだやこころの注意が必要だということを妊婦さん自身が自覚すること、そのために規則正しい生活、適度な運動、十分な栄養、休養、睡眠を取るなど、当たり前のことを見直すことを意識していただきたいと思います。
2つ目は、育休後の職場復帰についてです。
女性の社会進出により共働き家庭が増えてきています。子どもの預け先を探すのも一苦労、預け先が決まって復職した後も、保育園からの急な呼び出しによる早退や仕事の引き継ぎ、急な残業でお迎え時間が間に合わない、など想定外のことが多く発生します。
そういった想定外のことを「想定内」にするためには、出産後に自分がどのような働き方を望むか、それを実現するために誰にいつどのように頼るか、選択肢を多くもっておくことです。職場の上司や同僚とのコミュニケーションや信頼関係、パートナーとの家事育児の分担、ファミサポやベビーシッターなど家族以外の協力体制など、職場復帰に向けた環境整備は、妊娠中の比較的時間があるときに考えておくとよいかと思います。復帰後の1日のタイムスケジュールを作ってシミュレーションするとイメージが湧くかと思います。
3つ目は仕事と子育ての両立についてです。
子育ては毎日が変化の繰り返しです。最初は泣くことでしか表現できない、これから言葉やコミュニケーションを養っていく赤ちゃんに対して、どれだけケアしていても自分たちの思い通りにいかないことはよくあることです。 “自分たちはなんとかなるだろう”と楽観的に捉えていると、産後の子育ての理想と現実のギャップに直面し悩むことが少なからず起こります。「産後の生活がこんなに大変なものとは思っていなかった」。今まで開催してきた語り場でよく聞かれる声です。
また、男性は論理的思考で子育てに対処できると思いがちですが、赤ちゃんと過ごす時間の長い女性の気持ちと、男性のその論理的考えがすれ違うことも少なくありません。仕事と同じ感覚でロジカルに子育てを乗り切ろうとするのには限界があります。共働きで子育てと仕事を両立させるために自分たちはどうありたいか、対話やコミュニケーションを重ねて夫婦で子育てをする、という意識を持つことを強く願います。
―プロジェクト管理を仕事とされてきた大竹さんだからこそ、如実に感じられるポイントですね。最後に、今後のレキップフェミニンさんについて教えてください!
コロナ禍により今までと同じような方法で活動を続けることは難しくなってきましたが、直接会うことでしか味わうことのできない温度感を大切にしつつ、オンラインとオフラインを融合した形を模索しています。それに加え、私自身が復職したことをきっかけに、今後はキャリア領域へも少しずつ関わっていきたいと考えています。しかし、私たちだけではなかなか実現できないこともあり、ほかの団体さんや専門職の方、企業や行政と連携していきながら、活動領域を広げ、もっと多くの人に情報と機会を届けていくことができればと思っております。
―同じ名古屋として心から応援しております。今後のさらなるご活躍が楽しみです!
関連リンク
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