INTERVIEW

育休・産休にまつわる領域に
積極的に取り組まれていたり
女性活躍の分野に注力されている
行政さんや、企業さん、団体・組織さんを
インタビュー形式でご紹介いたします。

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男女共同参画推進室
太田さん

【行政#1】女性が活躍できる社会を@名古屋市【前編】

―本日はお時間をいただきましてありがとうございます!男女平等参画推進室さんは、その名のとおり、男女共同参画社会の実現に向けて精力的に活動されていらっしゃいますね。その活動の中で目に留まるのは、「なごや女性活躍応援企業見える化サイト(通称:ナゴ女応援!サイト)」と「名古屋モデル」があります。まず、「ナゴ女応援!サイト」についてお伺いします。こちらはどういったサイトになりますか?
女性活躍推進に力を入れている企業さんを掲載しているサイトになります。名古屋市では「名古屋市女性の活躍推進企業認定・表彰制度」を実施しています。女性の活躍推進に取り組む企業を認定したり、優れた取り組みをしている企業を表彰したりしています。対象企業の中には、本社が東京や大阪で名古屋に営業所や支社がある企業も含まれています。また、中小企業にも申請しやすい「中小企業認証」制度も実施しています。このサイトでは、認定や認証を受けた企業の取り組みを掲載しています。女子学生などが就職する際に、少しでも就職活動時の参考になれば、というところと現在働いている女性たちが人生の中で抱える様々な不安(キャリア、育休、子育て、(保育園)などとの両立)のヒントになるように、様々なロールモデルを紹介するサイト運営を目指しています。
―なぜこのような、ある分野に特化したサイトを開設しようと思ったのでしょうか?
愛知県はモノづくりの地域で製造業など男性が担ってきました。さらに言うと中小企業が多い。そうすると、どのように女性の活躍に取り組めばいいのかわからないといった企業もあると思います。このサイトでは、そういったこれから女性の活躍に取り組む企業が参考にできるよう先行事例を紹介しています。また、いわゆるM字カーブが名古屋市では深刻な問題になっているからです。M字カーブとは、日本における女性労働力率を年齢ごとにグラフであらわした際に、描かれるM字の曲線のことを指します。30代を中心に、出産や育児にともない、職場を離れる人が多く、グラフでは曲線を描くかたちになります。名古屋市はM字の谷が全国平均より深くなっています。この問題の解決の一つとして、女性に対して少しでも情報提供ができる場を行政として用意したいと思ったことがきっかけです。
―サイト運営から生まれた成果や実績はありますか?
サイト掲載だけにとどまらず、認定された企業と女子学生が会える就職展を行っていたり、名古屋市の大学内でパネルディスカッションや座談会を行っています。そういった出会いの場を定期的に私たちが提供しています。また、掲載されている女性活躍推進企業に取材したいという問合せを受けることもあります。
―素晴らしい活動ですね。そういったご活動の中で、いま直面している課題はありますか?
大きく2つあります。1つは、認知度の向上です。体感ではありますが、まだまだサイトそのものが世間的に知られていないなと感じております。地下通路や新聞で広告を出稿してみたり、パンフレットを各大学に配布するなどして、地道に周知活動を行っております。
もう1つの課題は、ロールモデルの蓄積と見える化です。先ほども述べましたが、「就職」ということだけにとどまらず、女性が生きていく上で直面する問題と、そこから生まれる不安を取り除いてくことが我々に求められていることと考えています。そのために、人生の先輩方が、若者がこれから直面するであろう課題をどのように解決したのか。その事例集をサイト内で取り上げていきたいのですが、まだまだ課題の数と種類に関する情報=事例が足りていないと感じています。現在も行っていますが、様々な企業にインタビューして情報をもっと収集していきたいと考えています。例えば保育園の入園にあたって、子育て世代の先輩ママさんとパパさんの知見を結集して入園時期に合わせた確認事項をチェックリスト化している企業さんがいらっしゃいました。こうした事例=ロールモデルとしてサイトに掲載していければなと思っています。
―明確な目的と課題認識を持って活動されているわけですね。最後に、サイトの今後の展望について教えてください!
私たちは行政ですので、国が定める女性活躍推進法に基づき、女性活躍のロールモデルの蓄積を引き続き行っていき「女性の指導的地位に占める割合を引き上げること」に繋がっていけばと考えています。
世の中の考えもだいぶ変わってきたとは感じますが、まだまだ会社や組織内における女性の指導的地位に占める割合が低いことは統計からも分かっています。経営判断、公共政策、、、こういったことはこれからの時代、女性の視点を入れていかなければいけない、と私たちは考えています。指導的地位につく女性のロールモデルを積極的に紹介するなどして、この課題の解決に動いていきます(後編に続く)。
ナゴ女応援!サイトはこちらから!