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2021.7.09

【行政#6】今と未来を捉える子育て施策を@豊橋市【後編】

豊橋市役所
こども未来部子育て支援課 鈴木さん、宮道さん

―今回は、豊橋市役所のこども未来部子育て支援課の鈴木さんと宮道さんから、市の子育て施策についてお話を伺いました。後編では、子育て支援情報ポータルサイト「育なび」について、そして今後の未来について話しを伺いました!
―「育なび」とはどういったサイトなのでしょうか?
市内の子育てに関する総合情報サイトです。子育て世代の方が、目的や年齢に応じて情報を得ることができることに加え、2 つの特徴的なページへ、この「育なび」からアクセスすることが可能です。

1つ目は「パパママみてみりん」というページです。「みりん」はこの地域の方言で、「みて みりん」は「見てね」という意味になります。 「パパママみてみりん」では、主に 3 つの役立つ情報を簡単に見ることができます。

まず、「パパママ掲示板」では市役所や子育て支援団体の SNS とブログの最新の発信情報をタイムラインの形式で、一括で閲覧可能な掲示板です。次に「パパママカレンダー」。市役所や子育て支援団体のイベント情報をスケジュール一覧で見ることができます。1 つのイベント情報をクリックすると、開催日時や定員などの概要が表示され、URLから各団体のお申し込みページにそのまま遷移されるようになっています。そして最後に「パパママまっぷ」。 地図上に子育て世代が知りたい情報をマッピングして、子育て世代が気軽に足を運んだり、 利用できる施設を知ることが可能です。具体的には、赤ちゃんの駅(おむつ替えなどができる場所)、公園、子ども食堂(子どもが食事できる場所)、お出かけスポット、放課後児童クラブなどの情報が、地図上にマッピングされます。
―名称がかわいいこともさることながら、SNS 情報や地図のマッピングなど、今のデジタルに慣れた子育て世代にとっては、とても使い勝手の良いページですね。先進的で特徴的な施策です。
そして「育なび」からアクセスできるもう1つのページは、「とよはしパパママレポーター ブログ」というページです。その名の通り「ブログ」なんです。このブログの特徴としては、ライティングの養成講座を受けた、豊橋市内の一般市民がライターとして活動している点です。2021 年現在が 2 期目で、ちょうど 20 人の人がライターとして活動しています。
―一般市民が行政活動に参画し、さらには養成講座まであるとは。具体的にどういったブログが掲載されるのでしょうか?
もちろん、子育てに関連したトピックとなります。豊橋市内の子育てをしている方、子育てをしてきた方がライターとしてブログを書くので、地域に密着した、よりリアルな情報や知見を届けることが可能になっています。例えば子どもが生まれたとき、出生届とかってどこに出すの?という記事では、市内在住の社労士の方が、市役所の問い合わせ先まできちんと載せてその手順について説明したり、豊橋市内にある子どもと遊べる場所について、実際にお子さんと訪れたときの写真とともに感想を投稿したり、、、、子育て世代と同じ目線で記事を届けるからこそ、いろんな子育て世代にとって、とても参考になっているブログになっています。
―様々な施策を打ち、それもまた先進的である豊橋市さんですが、今後の課題はあるのでし ょうか?
「育なび」は、利用される方のニーズは日々変化していきますのでまだまだ改善点はたくさんあると思います。先ほどのパパママレポーターの記事のように子育てをしている方、子育てをしてきた方からの生の声を活かしていく仕組みづくりが不可欠であると思います。1つの例として、豊橋市役所の育休中の職員に「育なび」の利用者という観点から、改善提案をいただいたりしています。こうした仕組みにより、今後、みなさんと一緒に作りあげていけるHPになるとうれしいです。
―施策の効果がもっと広がることを期待しております!本日はありがとうございました!
関連リンク
「豊橋市 こども未来部 子育て支援課」はこちら!
【前編】はこちら